MRIで使われる磁力や電波は、普通の場合は人体への影響はありませんが、次のような方はMRI検査を受けられないことがありますので、担当医または検査担当技師にお知らせください。
《当院のMRI装置は磁場強度が3テスラである為、1.5テスラで検査をおこなえても3テスラでは体内挿入物の種類により検査をおこなえない場合もありますので、担当医に十二分にご相談ください。》
1 ) ペースメーカーを付けられている方 (3テスラMRI対応型は除く)
2 ) 手術時に体内に金属を留置されている方 (3テスラMRI対応型は除く)
3 ) 置き針をされている方(外せる物は除く)
4 ) アートメイク(アイライン・眉毛)をされている方
5 ) 全身に刺青の入っている方
6 ) 妊娠、またはその可能性がある方
MRI検査の注意事項

服装について
基本的には、検査着に着替えていただいてからの検査となります。
また、次の物は破損したり検査に影響したりすることがあるので、取り外して頂きます。(ロッカーが用意してあります。)
1)時計、指輪、ネックレス、イヤリング、ピアス、ヘアピン、コルセットなど
2)眼鏡、補聴器、入れ歯、かつらなど
3)磁気カード、キャッシュカード、電話、電気製品、テレオンカード、定期券、駐車券、カイロ、湿布など
4)金属のついている服、下着:ブラジャー、スリップなど
5)化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいるものがあるため,化粧を落としていただくことがあります

貼り薬について
心臓用貼り薬(ニトロダーム)・ノルスパンテープは、検査時に剥がしますのでその後の指示を主治医に確認して下さい。念の為、ニトロダームについては張り替え用の準備をお願いします。

妊娠中、妊娠の可能性のある方
妊娠中の方及び妊娠の可能性のある方は、診察の段階で主治医へご相談ください。

食事について
下記の検査においては、予約検査時間の3時間前から食事はお控え下さい。
腹部(肝臓・膵臓・胆嚢・MRCP)
乳房・骨盤(子宮・卵巣・膀胱・前立腺)・・・・・水分の摂取は制限がありません。
服用中のお薬については主治医の指示に従って下さい。

排尿について
下記の検査におきましては、検査前の排尿はお控え下さい。
骨盤(子宮・卵巣・膀胱・前立腺)

その他
@カラーコンタクトレンズは、検査前に外していただきますのでケースを持参して下さい。または、予めメガネでお越し下さい。
A金属作業の職業歴や外傷の既往があり、検査前に行われる金属探知機により反応があった場合、検査できない事もありますので予めご了承下さい。
造影剤についての注意事項

造影剤について
造影剤を用いた検査をおこなう場合は、主治医から十分な検査説明がありますのでご安心ください。
また、薬の性質上、注入中に体が熱く感じることがありますが心配ありません。ただし薬の副作用で、まれに、くしゃみ・かゆみ・吐き気等を感じることがありますので、何か変わったことがありましたら、検査に立ち会っている看護師・技師にお伝えください。
ごくまれに、検査から24時間以上たってから薬の副作用が出ることがあります。検査終了後に使用した造影剤名と連絡先を記載した用紙をお渡ししますので、何か変わったことがありましたらご連絡ください。

造影剤で副作用がでたことがある方について
以前、造影剤で副作用がでたことのある方は造影検査が出来ない場合があります。診察時に担当医師へご相談ください。また、検査時に不安な場合は担当技師へお尋ねください。

造影検査後について
検査後の制約はありません。車の運転や食事、お風呂も構いません。 普段どおりの生活をしてください。
造影剤を使用した場合は、水分をいつもより多めに摂って下さい。 造影剤は24時間以内に99%尿と一緒に排泄されます。 水分の制限がある方は、担当医師にご相談ください。

撮影室の機械器具に触れないでください 。

介助などで撮影室に入る場合は、担当技師の指示に従ってください。

その他、わからない事は担当技師にお尋ねください。
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